茨城県筑西市のシステム開発 UOT合同会社

[実例]会社ホームページリニューアルで検討したことまとめ

コーポレートサイトリニューアル

こんにちは、UOT合同会社・代表のタナベです!
会社の本店所在地の移転とともに、会社のホームページを思い切ってリニューアルしようと思い、一連の流れについてご紹介します。

会社の顔とも言える会社ホームページ(以下コーポレートサイトと言います)ですが、今回は自社内ですべて完結することとして進めました。
なお、弊社では普段提携パートナーであるデザイナーに依頼することが多いのですが、あえてデザイナー起用なしで制作してみたのでご参考いただければ幸いです。

まずは「目的の明確化からスタートする」からご説明します!

会社Webサイトは何を目的とするか

コーポレートサイトの役割は広い範囲に渡ります。
「とりあえずあればいい」「最低限の情報さえ表示できていればいい」といった場合も多く見られますが、もしコーポレートサイト自体が「売上を生み出す」となったらそれに勝る効果はないと言えます。

「売上を生み出す」までの流れと目標を細かく定義し、その小分けされた目標を解決するためにどういった導線があればよいかを検討します。
弊社コーポレートサイトでは「お問い合わせをいただくことが売上につながる」という大目標を設定して進めました。

ゴールは「問い合わせフォーム」送信

一口に「お問い合わせをいただく」と言っても、以下のように複数のパターンがあります。

  1. お問い合わせフォームにご連絡とお問い合わせ内容を送信していただく
  2. 問い合わせのお電話をいただく
  3. メールアドレスを掲載し、そこにメールをいただく
  4. Webサイト常駐型チャットを設置しメッセージをいただく
  5. その他ビジネスチャットツールの連絡先を明記してご連絡いただく
  6. SNSを通じてDM(ダイレクトメッセージ)をいただく

このように複数の入り口があるとき、「すべての導線を持つ」ことは管理コストを上げるためおすすめしておりません。
問い合わせの導線は多くても3つまでの入り口、理想は1つとしています。

問い合わせ導線を絞ることによって、応対するスタッフを限定したり取りこぼし(返答忘れ)を防いだりすることができます。
そういった理由で、弊社コーポレートサイトでは「お問合せフォームを送信していただく」ことをゴールとして設定しました。
折り返しの連絡を24時間以内(土日祝日を除く)に行う、を徹底することで未処理の問い合わせを翌日終業時間までに残さないという形で対応します。

逆算してCVへの導線を組み上げる

CV(コンバージョン、Webサイトにおける成約を意味します)がここで言う「お客様に問い合わせフォームを送信していただく」になります。
問い合わせフォーム送信というCVを達成するために、逆算してそこまでの導線(UX、ユーザーエクスペリエンス)を検討し、組み上げていくことが大切です。

弊社の場合、入り口が「ブログ記事のSEO流入」「SNSマーケティング」「名刺交換やウェビナーによるTOPページへのアクセス」があります。
上記すべての入り口どこから入っても、「問い合わせフォームまでワンアクションでいけること」を前提としました。

具体的には「メニューのリンク」「ページ内下部のリンク」「コンテンツ内のリンク」といった形です。
あまり多すぎても閲覧の邪魔になるので、適切な量を設置することがおすすめです。

「見てわかる」を大事にする

当然ながら、コーポレートサイトを見て問い合わせをいただく、となれば「どういった事業をしている会社なのか」をご理解いただくことが重要です。
なので、可能な限りサービスの提供例を示すことによってコーポレートサイト内のコンテンツを充実させていくようにします。

ただし、「本来は別のことを調べていたけど、ちょうどよく自社に必要なサービスを提供している会社を見つけた」といったパターンもあり得ることを考え、ブログ記事によって集客導線を一つ増やすということも実施しております。(この記事もその一つです)

何はともあれ、「サービスを知っていただく」「問い合わせしていただく」を実現するために、閲覧していただいた方が一瞥してわかることによってお時間を浪費させないよう制作していくことも考慮しないといけません。

デザインをシンプルにして成長余地を残す

通常、Web制作の現場ではざっくりと「企画」「デザイン」「開発」「公開」といった流れで行います。
ここから「デザイン」を省略することで「企画しながら開発して公開」という超短縮型プロジェクトとして進めることが決まりました。

多くのWeb制作の現場でデザイナーと組んで仕事をしていると、コーポレートサイトには「決まった型がある」ということに気づきます。
したがって、「型に当てはめた骨格だけでシンプルに作り上げる」という形にすれば、後で改めてデザインを組み込みたいときにフルリニューアルせずに済む、というメリットが生まれます。

スケルトン状態に近く保つと拡張性◎

企画しながら開発はシステム開発などでは「要件定義が定まっていないこと」と同義なので、基本的にはおすすめしない方法ではあります。
しかしながら、今回のように「コーポレートサイトの型」を守ってスケルトンから徐々に肉付けしていく、という場合などには工数削減に役立ちます。

お客様の中には、「おおまかな企画はできているけど詳細が詰められない……」といった状況の企業もいらっしゃるので、そういったときにこの方法を取れないかをぜひご一考してみてください。
なお、こういった「少し作ってみて、検証して、もう一度考えて、再度改善していく」というやり方はアジャイル開発といった方法として広く知られています。

動きを与えるよりも表示速度重視

最近のWebサイトはおしゃれなアニメーションやかっこいい3D、動画コンテンツを取り入れているものが増えてきました。
たいていの場合、難解な作りになっていても表示速度もしっかり保たれています。

しかしどうしてもアニメーションや3D、そして動画といったコンテンツはJavaScriptというプログラミング言語でしっかり組まないとなりません。
そしてJavaScriptの量が多ければ多いほど、Webサイトの読み込み時間に影響を及ぼします。

「インターネット回線が弱いところからご覧いただいてもストレスなく表示させたい」という思いから、「なくても大丈夫」なアニメーション等はすべて撤廃した形で進めることとしました。
表示速度に対して常に高いスコアを出すことは当コーポレートサイトを運営する上での一つの指標としています。

疲れさせないよう細かなデザインに注目する

デザインをスケルトンに近くし、コンテンツを最低限にしても読みづらい場合があります。
そういったときは「文字の種類」や「文字の大きさ」、そして「文字の間隔」に注目するべきです。

当サイトでも「読みやすさ」を優先したテキストの配置を目指しています。
フォントはGoogleフォントやAdobeといった外部にたくさん日本語・商用で利用できるものがありますのでぜひ一度ご覧ください。

また、文字の大きさは通常より少し大きめの18pxを標準としたり、文字の間隔も縦横それぞれ通常より少し余裕をもたせた形に設定しています。

なぜコーポレートサイトにWordPressを採用したか

WordPressは現在「最も利用されているCMS(コンテンツマネージメントシステム)」と言われています。
弊社のコーポレートサイトでも悩んだ末にWordPressを採用しました。

大きな理由として、「今後の拡張性を考えたときにコンテンツの取り扱いにおいて優位点がある」ということです。
仮に機能を付け足したい、コンテンツを抽出して別のシステムに組み込みたい、といった場合もWordPressであれば他のシステムよりも少ないステップで完了させることができます。

静的サイトと悩んだ結果WordPressを選択

WordPressと比較した対象として、有力候補になったのがSSG(静的サイトジェネレータ)です。
SSGはその名の通り、静的なWebサイトを作り出すことができます。

デザインも自分で組み込むことができる上にセキュリティ的にもWordPressより安心感がありますが、一方でWordPressより制約が多いことが特徴です。(Webの管理画面で更新できないなど)

更新作業をする際にエンジニアを経由するというのはかなり非効率となるので、最終的に「一般的に多くの人が理解できる」というメリットを考慮してWordPressに決定しました。

自前のシステムよりメンテナンスのコストが低い

自前でシステムを組む、ということも検討材料の一つでした。
当サイトは「お知らせ」「ブログ」「制作事例」「提供サービス」など、多岐にわたる種類のコンテンツを作成するので、いっそのこと自社でデータベースを組み、自社で設計したシステムにしようかとも考えました。

しかしながら、自前のシステムはどうしても開発コスト、メンテナンスコストが高くついてしまいます。
その分、自由度が高いものの、「早めに公開して改善していきたい」という今回のリニューアルの目的の一つと合致しません。

コンテンツ制作ロードマップを計画する

コンテンツを制作する、記事を書く、という大目的があるときに重要なのは「コンテンツ設計」です。
どのようにコンテンツ制作を進めていくか、を詰めていく必要があります。

弊社の場合、「業務改善に興味を持つお客様」や「茨城、栃木といった北関東で働く人々」をメインターゲットとしているため、「業務改善に役立つコンテンツ」「地元である茨城や隣接する栃木の紹介」の2軸で進めることにしました。

訪問ユーザーを想像する

先述した「業務改善に興味を持つ顧客」や「茨城、栃木で働く人々」をさらに掘り下げていくと、徐々にコンテンツ制作の指針が見えてきます。

例を挙げると、「業務改善に興味を抱く人」はすでに数年以上社会経験のある経営者や管理職であり、「働く人々」は18歳以上70歳未満の男女です。
さらにそこから「業務改善の決済権を持つ人」「業務改善の稟議を上げる立場にいる人」や「テレワークで茨城、栃木にいる人」「転勤で茨城、栃木に引っ越した人」などさまざまな種別が浮かび上がってきます。

こういったターゲットを絞り込んだコンテンツを作り込んでいくことによって、より「求められているコンテンツ」を追い求めることが可能となります。

コンテンツのカテゴリーを並べてみる

ターゲットがある程度絞り込めたところで、カテゴリーをつくって並べてみます。
当コーポレートサイトの場合は、業務改善に対して「SaaS」や「IoT」といった内容、茨城・栃木在住者には直球で「茨城県」「栃木県」といったカテゴリーにしています。

カテゴリーを並べ、さらに小さなカテゴリーを作り、さらにその下にぶら下がるコンテンツといった形で考えていくと、大まかなコンテンツ制作のロードマップが見えてくることでしょう。

自社が「楽しく更新できる」も大事にする

もちろん大きな目的として「問い合わせをいただく」がありますが、そこだけに固執してしまうと更新作業に精神を持っていかれてしまいます。
なので、特に毒にも薬にもならないようなコンテンツであろうが「自分たちが楽しい」と思えるように更新を続けていこうという形で運営しています。

ネット上でバズることを目的にネタに走りすぎると、弊社のような小さな企業は誤解を生みがちなので、あくまでほどほどを心がけています。
全年齢向けに、仮に子供に見られても恥ずかしくないようなコンテンツ制作はコンテンツ更新作業のルールの一つとしております。

SEOはGoogle準拠

よくSEOに詳しい方々が「こうしたほうがいい」「こうすると検索される」といった情報を公開しているのを見かけると思います。
ただ、Googleの検索エンジンは日々進化していっているので一概に情報を鵜呑みにしてしまうのは危険です。

「最終的に正義はGoogleにあり」という方針で、SEOに関する方針はGoogleが公開している情報をベースに行っています。
弊社でもSEOに関するご依頼をいただくことがありますが、あくまでもGoogleを正しく解釈し実行することを趣旨としています。

SEOを気にしすぎるのも良くない

SEOという言葉は少し前まで絶大な効力のある言葉でした。
検索上位に上がることが何よりも大切!と言わんばかりにSEO対策をガチガチに行った強豪サイトが乱立していき、たびたび行われるGoogleの大型アップデートは多くの人を阿鼻叫喚させるという季節感あふれる風物詩でした。

しかし現在、すでにSEOだけでなくSNSマーケティングや動画マーケティング、MEOといった多くの手法が開拓されていき、もはやSEOは過去の産物になりつつあります。
Googleの手のひらで踊らされる以外にも自社をユーザーに知ってもらう方法は何通りもできたのです。

SEOコンサル業でもない限り、SEOをガッツリやり込むよりも多くの手段をまんべんなく行うことによってより高い効果が期待されます。

「良質なコンテンツ」「コンテンツの長さ」は考慮しない

この記事はやたら長くなってしまいましたが、SEOに有利とされるコンテンツの長さは基本的に考慮しない方針です。
ときどき、調べたいことがあってGoogle検索をしてたどり着いたWebサイトの記事で、本当に知りたかったことが記事の一番最後に記載されており目次もない、という場合があります。

これは本来消費されなかったはずであるユーザーの時間を損なう「悪」だという認識を持っているので、「結論ありきでコンテンツをつくる」ことを大切にしています。
結論以外は補足コンテンツであり、より詳しく知りたい人のみが記事全体を読めば良いという考え方です。

IT企業のSNSマーケティングについて考える

ソフトウェア開発やハードウェア開発、そしてコンサルティング、海外ラボサービスを主軸としている弊社にとって、SNSマーケティングはまったくマッチしません。
他のIT企業を見ていても、営業主体の会社などでは力を入れている企業があっても、ソフトウェア開発を主としている会社ではまったくと言っていいほどSNSを活用していません。

採用担当やBtoC製品のマーケティング用途では使われていても、会社そのものとしては使われていないのです。
弊社も当初、SNSは使わない方針ではあったのですが、どうにかして活用してみたいと手法を検討してみました。

プラットフォームは何を使うべきか

まず、プラットフォームとして使うSNSはどれを利用すべきか、という点からお話します。
昨今のSNS界隈の状況を見ていると、以下のように特徴が分かれていると思います。

プラットフォーム特徴
Twitter良くも悪くもバズりやすさはトップクラス。企業Twitterは中の人の人柄、あるいは公式キャラによるネタの活用がうまくいっているアカウントは伸びている。
Facebook日本だとほぼ活用されていない。(ベトナムでは主流)しかしながら、利用者に比較的落ち着いた年齢層のビジネスマンが多いこともあり、やり方次第では鉱脈になり得る。
Instagram写真だけでなく、お役立ち情報を掲載しているアカウントも増え始めてきた。しかし、利用者層を考慮するとInstagramを使う目的を明確化しないと効果は薄いと想定される。
YouTube動画コンテンツというジャンルの幅広さを考えると一番フィットしそう。ただしターゲットの明確化をしないと雑多で視聴者層が不安定になりがち。

以上の特徴から鑑みて、零細IT企業として使いやすいのはYouTubeであることがわかります。
単体で収益を出す、というよりも、役立つコンテンツをつくることで周知度を高める、という使い方にはなりそうですが、たとえば「エクセル 使い方」で検索する人は高い確率で企業に勤めていることでしょう。
視聴者属性の絞り込みという意味では間違いなく効果を発揮するはずです。

SNSごとの運用方針を計画する

さりとて、他のSNSも運用次第では化ける可能性を秘めています。
オウンドメディアを成功させた企業は枚挙にいとまがありませんが、それに付随しているのはSNSでシェアされているという事実です。

Instagramのみ属性が明らかにかけ離れているため、逆に思い切り茨城県・栃木県に振り切ってしまうのも良いでしょう。
写真コンテンツで「北関東も悪くない」と思わせてしまえばより活性化するはずです。

Twitterはひたすらバズ狙いが良いでしょう。
しかしながら、特に一般消費者向けに商品を売っているわけではない企業アカウントはフォローするメリットが少なすぎるので、方針を練り込まないとただのインターネット上の塵芥として埋もれてしまうことは間違いありません。

Facebookは逆にコンテンツを更新し続けるというよりも、プレスリリース代わりに更新するのも良いはずです。
ビジネス層の方々が休憩中に片手間で開いたときに「どういった製品を扱っている会社なのか」がひと目でわかるようにしておくことが大切だと考えています。

「アイドル」ではなく「街の水道屋さん」を目指す

トイレの水漏れが起きたとき、おそらく街の水道屋さんに電話をするかと思います。
弊社のように土着を考えている企業は、そういった評価が最もありがたいものです。

世の中にはインフルエンサーやアルファブロガーと呼ばれる方々がいたり、企業でもバズを連発させて知名度がうなぎのぼりになっているところもあります。
そういったアイドル系企業の方向性は弊社には不可能です。

「ちょっとIT関係で聞きたいことがあるんだけど」
といった場合に気軽にご連絡いただける街のIT屋さんを目指したいと思います。

「企業理念」を考えると自然と決まる方向性

会社の支柱となるべく概念は、どのような状況でも企業理念に集約されます。
そこさえしっかりとしていれば、自ずと自社が目指すべき姿が見えてくるはずです。

ホームページをリニューアルすることで、その理念に対して正当かどうかを測ることによって、Webサイトの向かう先も決まっていきます。

UOT合同会社の理念

弊社UOT合同会社では「技術の力で時間を生み出し、働く人の人生を豊かにする」という理念で経営しています。
だからこそ、弊社を見知っていただける方にとって、有意義な時間の使い方だった、あるいは時間の無駄をさせない、ということこそ、このホームページリニューアルの基礎となっています。

結論を冒頭で提示し、表示速度を高速に保つことで時間を無駄にさせない、それこそが弊社がお客様に提供したいサービスを代表するものになることでしょう。

コーポレートサイトは会社のマスコットキャラ

コーポレートサイトは会社の顔、これはWeb制作会社が口を揃えてお話することです。
たとえどれほど小さな事業であっても、ホームページがしっかりしたつくりであったり、わかりやすく整えられていたりするだけでユーザーは安心感を抱くものです。

「安っぽい」「地味」という言葉は気にしてはいけません。
仮に無料のWebサイト制作ツールを使ったとしても、会社や事業をわかりやすくお客様に伝えることさえできていれば自然とユーザーはあなたの会社に興味を持ちます。

UOT合同会社です

ここまで長々と弊社コーポレートサイトリニューアルで考えたことや運営方針をご紹介してきましたが、これはそのままお客様にご依頼された場合でも同じように熱意を持って接します。
この記事でもし弊社にご興味をお持ちくださった事業者の方はぜひご気軽にご連絡ください。

時間コストを削減し、従業員の方により幸せになっていただくためにUOT合同会社は今日も元気に営業しております。

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